Heverleeの森までサイクリングに出かけました。
Heverleebosは、さらに南のMeerdaalwoudの森と合わせると2000haにも
及ぶ広大な緑地帯で、その大部分がウォーキング、ジョギング、サイクリ
ング、乗馬用のコースとして開放されています。
”南の道”は、ナーメン Namen (ナミュールという仏語名のほうが流通し
ていますね)に通じる Naamsesteenweg。 真南に一直線に伸びるこの
道を下って、森に囲まれた村々が連なる Oud-Heverlee と呼ばれる地
域を訪ねます。
リングを離れていくらも経たない辺りから、すでに道の両側が雑木林に。
中央の写真のような、主にウォーキング・ジョギング用の脇道が頻繁に
左右に現れます。ちなみに、右手の杭の標識は「乗馬禁止」のマーク。
道が緩やかな下り坂なので、10分も走ればさっさと Oud-Heverlee村に
着きます。
とりあえず森、やっぱり森、どこまでも森、という感じの Oud-Heverlee
ではありますが、それでも観光スポットらしきものはあって、自治体の
オフィシャルHPには一応、ツーリストガイドなんて項目まで用意されてい
ます。
せっかくなので、村の誇る見所スポットを、できる限り回ってみることにし
ました。
沿いの Villa Chantilly 。
白い壁に赤い木組みが映え
る木骨造りです。
建てられたのは1917年だと
いうから、そんなに古くはな
いですね。
→②そして、1本入ったBrainestraat の Ekstermolen
=直訳すると、「カササギ風車」とでもいう感じでし
ょうか。
ルーヴァン一帯を含むDijle川流域において唯一、現存する風車らしいです。
1920年までは稼働していたそうですが、現在は普通に住居として使われて
います。残念ながら羽根が取り外されていて、風車らしい姿は拝めません
が、1830年代に作られた風車塔を間近で見ることはできます。
お次は、Zoet Water 地区の Spaans Dak (「スペイン風屋根」の意)。16世紀
に建てられた、この一帯で一、二番の古さを誇る建物です。
当初はSteenbergen の領主サマのお屋敷だったのが、近代には森林管理官
の住居となり、その後、レストランに売却されて今日に至っています。
③(上左): 池の向こう側に、端正な姿を現すSpaans Dak。
――ん?手前に妙なモノが…(画像クリックで拡大してもわかり
づらいですね、すみません)
④(上中): キ、キノコだったか…
夜になるとライトアップでもされるんだろうか。いや、これ自体が照明
装置? というか、そもそもコレ何?
⑤(上右): レストランです。16世紀だろうが何だろうが、今は商業施設です。ステ
ラ・アルトワ250ml€1.8、カプチーノ€2、価格帯は意外に普通。
内装等、どの程度保存しているのかは、入店してみないとわからない
ですが、込んでいたので面倒になって素通りf(^_^;)
あっさり終ってしまったので、付近の Zoet Water と呼ばれる地区を、少し散
策してみます。
Zoet Water(直訳すると「淡水」の意味)は、17世紀に造られた大きな5つの
池を中心とする地区です。もともと湿地だったのを、当時の領主が整備させた
そうで、Spaans Dak の前にある池もそのひとつです。
ちなみに、付近には、ミネラル豊かな飲用水が湧き出ている泉があったりして
ペットボトル持参で汲みに来る人が絶えません。
自然の豊かな地区です。ちょうどいろんな樹木の芽吹きが始まっていて、きれ
いでした。
ほとりには、釣り客の姿も
ちらほら。
→⑦結構な大物もいるようで、
池端には新聞記事の掲示
が。
”Zoet-Water monster”と
名づけられた、体長1m強、
体重30kg超の巨大コイに
関するニュースです。
最後に、Oud-Heverlee 最大の自慢らしい、聖母マリア教会 Kapel van Onze Lieve
Vrouw van Steenbergen に寄ってみました。
1650年代に建てられた教会で、一応、フランドル地方建築遺産に登録されている13
件の歴史建築のひとつです。
⑧(上左): 木の間隠れに見る正面ファサード。乗馬禁止道をものともせず、馬で
教会に乗りつける観光客。
⑨(上右): 内部には、祭壇画と2点の油彩画(いずれも17世紀)があります。
ここのご本尊だった聖母マリア像は、16世紀以来、熱病にかかった者
を癒し続けてきた”奇跡の像”だったそうですが、30年ほど前に盗まれて
しまい、残念ながら今は見ることができません。
他にも、聖アンナ教会や、やや東のBlanden地区にある聖ヨハネ教会などを回っ
てきましたが、それほど話題になることが見つからなかったので省略します。
という感じで、観光の目玉になるような見所には乏しいOud-Heverleeではあります
が、やっぱり緑の豊かさ、空気の清々しさ、風景の美しさは抜群です。スポーツを楽
しむ人のほか、カフェでくつろいだり、犬を散歩させたり、森や池のほとりに座ってお
しゃべりや読書をしたりする地元民の姿を大勢見かけました。
取り立てて何かをするのではなく、ゆっくり過ぎていく時間を楽しむ――ベルギー的
休日の過ごし方がここにはありました。
この道を、北北東にずっと行って少しだけ北西に戻ったところに、ロッツェラール
Rotselaar という小市があります。
ここの街外れに、珍しいギリシア十字形の平面プランを持つ塔が立っていると聞いて、
見に行ってきました。
例によって、幹線道路の風景から。
↑左①:Aarschotsesteenweg の入口付近。 左側に見えている芦原は、Dijle川の岸辺
です。
↗中央②:Dijle川。右奥の橋(上の高架道路ではなく)を見れば、水面との距離の近さが
わかると思います。歩道との間にもガードレールもなければ土手らしきものもな
く、本当にすぐ足もとが水面なのです。月のない夜とか飲み会帰りには通らな
いほうが良い道だ。
→右③:Wijgmaal 付近の Aarschotsesteenweg。道幅が広いわりに通行車両がまば
らなので、こんな一点透視ド真ん中写真が撮れます。
1時間半、約7.5kmの道のりを歩いて Rotselaar に到着。
←④目的地の塔は、テル・ヘイデンの塔(Toren
van Ter Heyden)といって、Rotselaar の
北の Ter Heide地区に建っています(地図
上の赤い枠線で囲んだ部分)。
→⑤市庁舎や教会、図書館
などが集中した一画か
ら、東に向かってしばら
く行くと、Torenhoflaan という道の突き当たりに、堀に囲ま
れた塔が木立の中に姿を現します。
…なるほど、確かに正十字形ですね。
←⑥
ギリシア十字プランというと、教会や聖堂には
珍しくないですが、こういう塔というか小規模な
城塞にはあまり見られないのではないでしょう
か。 もっとも、この塔が紹介される際は必ず、
「他に例を見ない」という宣伝文句が使われる
ので、暗示にかかっているだけかもしれません
が。
私は建築は専門外ですので、他の建築例をご
存じの方がおられれば、教えてください。
あいにく曇りでしたが、
どんよりした灰色の空
も、街外れにポツンと
立つ古い塔の、ちょっ
と寂れた雰囲気を増幅
させていて、それはそ
れでいい感じでした。
Rotselaar のwebサイ
トによると、この塔、ブ
ラバント太守だったヘラ
ルド・ファンデル・ヘイデン Gerard vander Heyden によって1350年頃に建てられ
たとか。
手元のガイドブックでは16世紀の建築だということになっていますが、確かに、屋
根などは17世紀初頭に架けられたものなので、当初の建築は部分的にしか残っ
ていないのかもしれません。
写真⑥で塔の左側に写っている建物は、やはり17世紀に建てられたもので、間に
立っている煙突は、20世紀初頭にここを所有していたビール醸造工場の名残りだ
そうです。
建物内部は6層に分かれ、各階を螺旋階段が結んでいるらしいですが、現在は立
ち入り禁止で見られません。
しかし、この塔の用途ってそもそも何だったんでしょう。現在みたいに、小さな居住
棟を従えただけの、ほとんど独立した形で建っていたとすると、物見櫓的なものだ
ったのかもしれませんが、それにしても唐突で不自然な印象が。
Ter Heide地区は自然豊かなレクリエーション
エリアで、この日も、サイクリングやジョギング、
乗馬などをしている人と頻繁にすれ違いました。
トレッキング中の女の子に写真を撮らせてもら
っていたら、すぐ横を、5、6頭の馬を連れたおじ
さんが通っていきました。道幅がそんなに広くな
い上に、一般道なので、対向車がスピードを落
として除けてあげる始末。のどかですね。
というわけで、今回は北の道の先にあるちょっと
不思議な塔のレポートでした。
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【Nederlandse versie】
De tweede "steenweg" is de Aarschotsesteenweg, die langs
De Dijle naar de 15km verwijderde buurstad, Aarschot,
leidt. Als men deze weg in noord-noordoostelijke richting
volgt en een beetje naar noordwesten teruggaat, komt hij aan
de kleine stad van Rotselaar.
Ik heb deze stad bezocht om een toren aan de zelfkant van
hem te bekijken, waarover heb ik gehoord dat hij de
zeldzaame grondplan van de vorm van een "grieks kruis" heeft.
Dus, nu begin ik met de landschappen langs die steenweg.
foto①:het landschap rond de ingang van de Aarschotsesteenweg
Het rietveld van linkerkant toont de oever van De Dijle.
foto②:rivier van De Dijle
Als je de brug aan rechts achter op de foto kijkt, zal je
tot het besef komen hoe dicht de weg ligt van het watervlak.
foto③:de Aarschotsesteenweg in buurt van Wijgmaal
Omdat er niet zo veel verkeer op deze brede weg is, kon ik
zo'n foto maken als een perspectivische tekening.
Na de 1.30 uur wandeling langs de weg van 7.5km afstand ben ik
aan de stad Rotselaar gekomen.
foto④:De toren van mijn bestemming, die "Toren van Ter Heyden"
genoemd wordt, staat in de domein Ter Heide ten noorden
van de stad.
foto⑤:Na een beetje lopen van het centrum ten oosten, ziet men de
toren achter de bosje, die door grachten omgegeven wordt.
Ja, inderdaad is hij in de vorm van een grieks kruis.
foto⑥:De grondplan van grieks kruis wordt vaak aangenomen voor
kerken en kathedralen, toch niet zo algemeen voor torens of
forten?
Maar het is niet onmogelijk dat ik me door het cliché "zonder
voorbeeld" laten beïnvloeden, dat altijd met deze toren gepaard
gaat als hij voorgesteld wordt.
Ik ben geen specialist in archtectuur, dus wil ik graag horen
over andere gelijksoortige gebouwen, als er iemand is die
daarover iets kent.
Het weer was niet zo mooi, maar ik vond dat de grauwe bewolkte lucht
wel bij de oude toren was, die aan de zelfkant van de domein geïsoleerd
stond.
Volgens de website van de gemeente Rotselaar is de toren door Gerard
ter Heyden, de drossaard van Brabant, rond 1350.
Hij wordt als een gebouw van de 17e eeuw op mijn handboek over vlaamse
kasteelen vermeld, maar in het feit is de dak met een spitsboog in de
17e eeuw gesteld, dus mogen er de delen van de originele toren alleen
gedeeltelijk bewaard zijn.
Het gebouw dat aan de linkerkant van de toren ligt op foto⑥ is ook in
de 17e eeuw gebouwd, en de schoorsteen die daartussen staat is een
rest van de brouwerij, die in het begin van de 20e eeuw dit perceel
bezat.
Toch maar wat was de originele functie van de toren?
Hij kan als een wachttoren gedacht worden, indien hij zoals
tegenwoordig onafhankelijk bestond, maar dan nog kan de indruk van
onnatuurlijkheid wegnemen.
regen-, hagel- en sneeuw- い朝” を迎えました(笑)。
dagen hebben we eindelijk
een droge en heldere morgen
gehad.
Men zegt "mooi weer zou 「春に3日の晴れ間なし」と言
zelden voor drie dagen blijven いますが、春どころか1年通
aanhouden in de lende" in して晴天の続くことのないベ
Japan, toch hier in België, ルギーのこと、たまに晴れる
waar deze gaat voor alle と出かけなくてはもったいな
seizoenen op, voel ik zoals ik い気分になってしまいます。
moet uitgaan op een zonnige dag.
De lente is voor me zo'n seizoen ――とかく春というのは、意
dat ik iets zonder doel ga doen : 味のないことをしてみたくな
るもので。
De stad Leuven is in de vorm ルーヴァンという街は、多
van een kring, die een beetje 少いびつですが、割ときち
afgeplat, toch redelijk mooi is. んとしたキレイな円形をし
En er stralen hoofdwegen uit ています。そしてうまい具合
buiten de Ring, die naar de 20 に、リングの外へ東西南北
of 30 km verwijderde buursteden に大通りが伸びていて、2,
leiden. 30km離れた近隣の主要
都市に通じている。
Deze hoofdstraten worden als 昔は石(steen)で舗装され
"~steenweg" genoemd omdat ている幹線道路だったため
ze eens met stenen waren に~steenweg という名前
bestraat. がついているこれらの大
Toen ik de kaart van de stad 通りを辿って、隣市まで歩
bekeek, kwam ik op het idee いて行くのはさすがに無理
om de voorsteden (suburb) だから、もうちょっと手前の
van Leuven te bezoeken, in 手前の voorstad と呼ばれ
plaats van buursteden die een る郊外地区を訪ねてみよう
beetje te ver afstaan om te と、地図を眺めつつ思い立
voet te gaan. ったわけです。
Bij de ということで、第一弾は、
aanvang 下宿から最も近い”西
van deze の道”、
reek volg Tervuursesteenweg
ik de を西進し、3km離れた
Tervuurse- 隣村まで行ってみるこ
steenweg, とにしました。
de weg naar
west die
dichtste hoofdstraat van mijn
tot het 3km verwijderde buurdorpje.
→ Tervuursesteenweg
広くてワリとアップダウンのある二車線道路
が、道の名の由来になっている隣市のテル
ヴューレン Tervuren まで通じています※。
…ええと、書きかけですが、これ以降、形式を
変更します。最初に日本語文を載せて、後半に
オランダ語文を載せます。どうも改行や文字間隔
の調整がうまくいかないので。
画像は日本語文のほうにのみ挿入されることにな
りますので、番号を振って適宜参照する形にします。
※道の両側は住宅が多いのですが、畑や放牧地なんかも随所にあって、白壁
に赤い煉瓦屋根の瀟洒な家のガレージに、泥だらけの干草運搬トラクター
が停めてあったり、玄関先にいきなり コールラビの畑が作ってあったりして、
ある意味なかなかお洒落です。
てきました。
この辺りから道幅が若干狭くなって、間道が増え、ち
ょっと街っぽくなってきます。
→②Bertemの表示があって
すぐの辺りの眺望。
幹線道路すぐわきに草地
が広がっていて、その向こ
うに見える集落と林が美し
いです。
公立図書館や学校のある地区を抜けて、しばらく
住宅街を歩くと、突然、道路が農道に変わってしま
いました。
ないらしい。
→④農道の両側はこんな
感じです。ちゃんと石
畳で舗装されています。
なんとなくそのまんま突き進んでみると、また突然に目の前が開けた…
これはちょっといい景色かも。
芽吹き始めた 樹々や白い花
をつけた灌木を乗せて淡くか
すんだ野原の向こうに、鈍い
赤煉瓦色の村が青空によく映
えて。
ただ草っ原と木と民家があるだけじゃん、と言われればその通りなんですが。
起伏に乏しい平原も、林にも森にもなれない中途半端な木立も、小ぢんまり
と密集した家々も、いかにもフランドルらしい中庸精神を反映しているようで、
こういう平凡な風景って、時々すごくほっとするときがあるんです。
何にしても、天気がいいといろんなものがきれいに見えて良いですね。
というわけで、西の道の先には、のどかな田園風景が広がっていました。
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【In het Nederlands : het vervolg】 (オランダ語続き)
Er staan huisjes aan beide zijden van de straat, af en toe
liggen er akkers en weiden. Ik heb enkele mooie huizen
met witte buitenmuur, rood geveldak, en een modderige
tractor in garage of een klein veld van koolrabi aan voortuin
gevonden, die ik nogal cool vond.
foto①:Er toon een richtingbord dat hier we in de gemeente
van Bertem binnenkomen.
Hier rond wordt de steenweg nauwere en stijgen
bijwegen, er hangt een levendigere sfeer van het
centrum van het dorpje.
foto②:het uitzicht langs de weg
Er wordt een mooi landschap gezien met het dorp
en een bosje, die achter het grasveld bij de straat
liggen.
De dorpsweg, die bij de publieke bibliotheek en de basisschool
passert, vernauwt zich plotsering tot een boerenpad.
foto③:Nu vind ik mezelf buiten de domein van Bertem.
foro④:Het boerenpad wordt met steen bestraat.
Ik liep het pad door, en plots opende het uitzicht zich.
Is het niet een bezienswaardige? Het heiige veld met bomen
die net aan het uitbotten zijn en struiken die met witte bloemen
bloeien, het dorp met rossig-bruine huizen die daarachter ligt
onder de blauwe hemel.
Het is juist dat daar bestaan alleen grassen, bomen en huisjes.
Toch vind ik soms zo'n landschap heel comfortabel, dat het
Vlaamse gevoel van gematigheid lijkt te weerspiegelen door
het vlakke veld, het dunne bosje en de kleine huizen die dicht
op elkaar staan.
In ieder geval kunnen we alles duidelijker zien op een zonnige
dag.
Op de weg naar het westen kwam ik met een pastoraal
landschap tegen.
一向に上達の兆しを見せない己のオランダ語文章構築力に業を煮
やして、次回から、
・基本:日蘭対訳
・面倒なときはオランダ語のみ
・やる気が起きないときは日本語のみ(笑)
という迷惑な形式のブログに移行する暴挙に出ます。
オランダ語スピーカーの閲覧者さまは、ガンガン駄目出ししてやって
ください。
ついでに、ホームページのほう、“PC故障に伴うプロバイダ契約の有
耶無耶化”によって、無期限に更新停止です。
再開するか、新規で始めるか、目処が立ったらまたお知らせします。
それまで、趣味で描いている鉛筆画のほうは、ブログ上でできるだけ
公開していきます。
ということで、今後ともよろしくお願いします。
ようやく暖かくなってきたと思ったら、ここ数日で冬に逆戻りしてしまったルーヴァン、
花に託して春を待ちつつ、植物園の話でもしましょう。
下宿から徒歩7分の近所に、ルーヴァン市立植物園があります。
小規模ながら管理は行き届いていて、自然式庭園と花壇、割と
広めの温室棟、高山植物コーナー
の温室小屋 ↙ なんかもあります。
今(ただし、掲載写真はいずれも2日
ほど前の晴天に撮影したものです)
は、ちょうど桜が満開を少し過ぎた
ところで、しづこころなく花の散る光
うつろふ浅春の白耳義、といった光
景が見られます。
ルーヴァンで見られる桜は、一重、
八重、枝垂れとバラエティ豊かで、
なかなか侮れません。
そして奇特なことに、どれも
ほぼ同じ時期に開花します。
本家日本より豪華ですな(笑)。
その他、今の時期はスイセンが
花盛りで、各種ラッパズイセンが
芝生のあちこちに鮮やかな黄色
の群落を作っています。
同じく定番のクリスマスローズも、もうしばらくは見頃でしょう。
ここのは緑色系の品種が大半でした。葉と花の区別がつきにくいの
で、若干インパクトに欠けることは否めませんが、私は割と好きです。
あとは、シャクナゲと花カイドウが満開で綺麗でした。
やっぱりピンクは春の色ですね。
百花斉放の季節が待ち遠しい。
と、窓の外で舞い狂う牡丹雪を眺めながら思う今日この頃です。
この1週間ほど、ベルギーでは、日本でいうところの
”寒の戻り”の状態が続いています。
暖かかった2月とは対照的に、3月に入ってからは何
度か雪がちらつく日もあり、今朝はとうとう薄く積もりま
した。
いつも屋根の煙突の上をねぐらに
している隣家のクジャク(♂)も、今朝
は背中に雪をのっけて寒そうにして
いました → 。
まだ冬です。
それでも、さすがに3月末。日中、
陽が照ってくると、これが暑いく
らいの気温になったりするんです
ね。
例のクジャクは、いつもは日の出と同時に煙突から飛び立って
どこへやら姿を消すのですが、今朝は濡れた羽を乾かすためか、はたまた、暑かったり寒かったりの極端な気候にアタマにきたのか、午前中いっぱい、うちの駐輪場の屋根をイライラと歩き回っていました。
ブログ再開します。
更新停止中にも定期的にのぞいてくださっていた皆様、ありがとうございました。
知人の家で開かれた "プレ・クリスマス・ポットラック・パーティ" に行ってきました。
持ち寄りは、定番の手まりずしと海苔巻き。2x年生きてきて初めてだよ、まともに
すしなんぞ作ったの。
日本食=sushiだと思っている外国人の皆様。
日本人は寿司ばっか食ってるわけじゃないのです。
というか、そんな頻繁に家庭で手作りするもんじゃねえんだよ、寿司なんて。
だから、アナタの身近にいる日本人、特に学生が、ポットラックパーティに手作りの寿司
を持参したら、そいつはかなりの料理マニアか、もしくは前の晩に ”キーワード:外国人
ウケする日本食” とかでググって頑張ったチャレンジャーなんで、どっちにしても暖かい
目で見てあげましょう(笑)。
というわけで、日本でも作ったことのないものを海外で作ったという記念 & 何かの間違いで
もう一度作ることになったときに楽に思い出せるように、作業の手順を記録しておきましょう。
・まずは酢飯ですね。3合炊いてほぼ使い切りで、手まり18個
に海苔巻き3本。
・ラップの上にスモークサーモンを広げ、軽く握っておいた酢
飯を乗せて、茶巾絞りの要領で口を閉じて絞る。
・ラップを外して完了。
・・・記録するまでもなかったか。
カンタン過ぎて涙が出る。見た目で幻惑してることに、ほ
とんど罪悪感すら感じる。
気を取り直して、次、海苔巻き
いってみよー。
巻き簾なんかなくても、ラップ
で十分、というウワサは本当
でした。むしろ、面倒な巻き簾
洗いの手間が省けて楽。
具は、今回はsurimiとチコリ、
パプリカ(赤)を用意しました。
ラップの上に海苔を敷いて、酢飯を広げて具材を乗せて、
端から一気に巻く。
気合と集中力が勝負。端がめくれ上がりそうになっても気
にしない。
←などと言っていたら、ハジケた。
失敗作は食うべし。言うまでもなく。
でけた。
では、すしどもを連れてぱーてぃへGo。
会場のあるHerentまで直通のバスがないので、えっちらおっち
ら、歩道もない暗くて殺風景なリング沿いを北上して、北の
Mechelsesteenwegの大通りをさらに北上すること20分。
・・・遠い。
今宵は満月、月明かりに蒼く照らされた道路脇の芝生は、霜でキラキラ光って宝石でも
ばら撒いたみたいで、そこはかとなくメルヘンチックなヨーロッパの冬を素敵に演出して
いました。
魔女にも小人にもおまわりさんにも遭遇することもなくパーティ会場
に到着したと思ったら、そこに小鬼、じゃなかった、ダニエルが待ち
構えていて、早速クモの巣攻撃を受けました(笑)。ご多分にもれず、
彼も未だスパイダーマンに夢中で、どこへ行くにもフィギュアと一緒。
スパイデイごっこのお誘いを丁重にお断りして、まずはすしを安全な
場所へ。
長テーブルに、20名ほどの参加者が各自持ち寄った料理が所狭し
と並び、グリューワインでの乾杯もそこそこに、みんな料理に殺到。
このエビ美味いよー、とか、その焼豚オレにも一切れ、とか、おおっ
寿司だ寿司だ、とか、このチキンの丸焼き持ってきたヤツ、責任持
って解体しろよー、とか、ワイワイガヤガヤ賑やかで国際色豊かなディナーとなりました。
デザートがまた盛りだくさんで、ビュッシュ・ド・ノエルを筆頭に、アーモンドスライスでコー
ティングされたケーキだの、ライスタルトだの、フルーツポンチだの、ティラミスなんて、作
ってきた人が二人もいたので数十人分はあった感じでした。
そして、これがまた、きれいになくなるのですな。
恐るべしインターナショナル・ポットラック・パーティ。
何となくみんな欲張りになってアレもコレも、と試しちゃうのは、違う国の料理やデザート
にやっぱり興味津々だからでしょうね。料理自体がトラディショナルなものでなくとも、味
付けとか香辛料とか、時には盛り付け方なんかにも文化の違いが出ますしね。
去年知り合った懐かしい人たちとも再会し、美味しいお料理と楽しいおしゃべりで素敵な
ひと時を過ごさせていただきました。
授業とテストの後、みんなでドリンクやスナックを持ち寄って、小1時間ほど
パーティをすることになっていました。
だいたいみんな、無難な線でチョコレートかジュースを持ってくると思われた
ポテトサラダのチコリボートを作っていき
ました。
パプリカの赤とチコリの淡い緑が彩り良く、
マヨネーズにごく少量加えた醤油の風味
とsurimiの和風っぽさがウケたようで、有
り難い好評をいただきました。
前日に集金して用意し
たプレゼントと寄せ書
を先生に渡し、シャン
パンで乾杯。
テーブルに腰掛け、歓談したり
写真を撮り合ったり、と、偶然
同じクラスになったというだけの
縁で、年齢も国籍もバックグラ
ウンドも様々な者たち同士が、
こうして一緒にクリスマス休暇
を祝っているのが、何だかちょ
っと不思議な気がします。
→クラスメートと。
中国出身の元シナリオライタ
ーのセンセイです。
半ば無礼講状態で騒いだ後、各国語でクリスマ
スと年末の挨拶を交わして、年内最後の授業が
終了しました。
Prettige feestdagen en een gelukkig nieuwjaar, en tot volgende jaar !!
区域の様相を呈しています。
樅の木がほとんど入り口を覆い隠し、門の上には、開催中の企画
展のタイトルなのか、 ”Het huisje van de Kerstman” (サンタクロ
ースの棲家)と記された横断幕。
回廊には、小ぶりなツリーの大群、
もちろんすべて生木なので、もは
や植林地帯です。
↙ しかも、聖母マリアと聖ヨセ
の“顔ハメ看板”なんて、何やら
罰当たりなシロモノまで。
・・・意図がようわからん;。
が、とりあえずクリスマス気分な
ことだけはよくわかる(^ ^;)。
中に入ると、ロビーの中央に立派
とめたオーナメントやオレンジの
電飾球が、キラキラと反射光の輪
を振りまきながら、暖かな空気を
発散しています。
この家庭的で古風な雰囲気・・・
風格満点な石造りのアーチや大階段と相まって、重厚な暖炉で
薪がはぜ、毛足の長い敷物の上にはグレーハウンドが寝そべる
ような大邸宅の広間のイメージを演出しています。
ほんとに図書館デスカ?ここは。
きっと勉強しに来た学生も、カノジョへのプレゼント買わなきゃ、とかって
回れ右してINNOへでも行っちゃうんじゃないか。
ルーヴァンの誇る大学図書館の、ちょっと不思議で贅沢なクリスマス支度でした。