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ビールとにわか雨と言語境界線の国で、 美術と歴史の迷宮を彷徨中の 留学生活の覚書
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このところ、朝晩冷えるようになって、ベルギーもすっかり秋め
いてきました。
日本にいた頃は、夏用の肌掛け布団から冬用布団に切り替え
たり、扇風機を片付けたりする作業に季節を感じたものでしたが、
ここでは冷房器具も使う必要がなければ、掛布団も年中同じ
間(あい)の季節用のもので済んでしまうわけで。楽ではありま
すが、ちょっと味気ない気もします。


先日、Huldenbergから帰る途中、ちょっと綺麗なものを見ました。

昼間、雨が降ったり止んだりの空模様だった日のこと。
暮れかかる刻限には晴れてきて、いい月が出ていました。
自転車で爆走する道すがら、ふと白いものが視界に飛び込んできて、
わざわざ戻って見てみたら、月明かりに照らされた空き地の一画が
なにやらポウ…と乳白色に浮かび上がっている。

DSCF2193-2.jpg








地面近くの低い位置に、這うようにして霧が立ち上っていたのです。
「地霧」と呼ぶそうですね。

DSCF2182-2.jpg 








しん、と静まり返った木立の中、もやもやと、ゆらゆらと、漂うでもなく
溶けゆくでもなく、わだかまり続ける白い闇。

ただの自然現象だとわかっていても、つい、何か超自然的なことが
起こるのを期待してしまいそうになる、それほど幻想的な光景でした。

DSCF2196-2.jpg






 

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