いつもの八百屋さんで、里芋そっくりの根菜を見つけました。
果たして、日本のものと同じなのか?
試しに煮てみました。
どうも違うようだ。
粘りがない。
サラッとしている。
微妙に黄色い。
やっぱり違った。とりあえず芋ではあるらしい。
だが里芋ではナイ。
見た目、ジャガイモに近い。
そして甘い。妙に糖度が高い。
サツマイモ的な甘さ。
レシートを見てみたら、aardpeer(”大地の洋梨”)となっていた。
aardappel(”大地のリンゴ”)=ジャガイモ
ならば、
”大地の洋梨”=???
調べてみたら、英名イェルサレム・アーティチョーク、学名 Helianthus tuberosus というキク科ヒマワリ属の植物の根っこであることが判明。
通常のイモ類のようなデンプンではなく、イヌリンという糖類が主
成分で、食用にする他、果糖の原料にもなるんだそうだ。
日本では菊芋と呼ばれていて、江戸時代から飼料用に栽培され
ていたとか。ヒマワリ属だけあって、こんなキレイな花が咲きます→
(画像は、Flickr掲載のmayfly jpnさんの写真をお借りしています
www.flickr.com/photos/mayflyjpn/1374961323)
ちなみに長野県下伊那郡には、菊芋で村おこしを図っている地域
があるそうな↓。
泰阜村HP : www.vill.yasuoka.nagano.jp/kankou/kikuimo/kikuimo.htm
栽培マニュアルとか、レシピ本の紹介とか、盛りだくさんです。毎年恒例の”菊芋収穫祭”は、先週終わってしまったようですが。
結論として、aardpeerは決して不味くはないです。
ただ、異国の空のもと、里芋の煮っ転がしを夢見て1.5kgを買いこんだ身としては、若干のヤラレタ感が(笑)
残り半分は、菊芋専門店「きくいもハウス」の店長さんのオススメを参考に、サラダにでもするか・・・。